家族編集部 反省会 [小説投稿記:家族編集部 第17話]
こんばんは、しろもじです。
カクヨムに「家族編集部 第17話」を投稿しました。
ようやく、本作のテーマである「小説を通して家族が一致団結していく物語」と言うのが、登場してきました。
現在ほぼ書き上がっているのが、20話まで。荒書き(初稿のようなものですが、もうちょっと酷いやつ)が23話。このペースで行くと、ちょうど9万字辺りで終わる……。
これは実にもったいないじゃない!?
ということで、急遽プロットを練り直して、書き直し中です。
とは言え、イベント足すと今後は長くなりすぎるので、ちょっと苦戦中です。
書き直しに際して、自分の小説を改めて1話から通して読んでみたので、ちょっと早いですが、反省点などを書いてみたいと思います。
小説「家族編集部」反省会場
反省会場と言いながら、反省点に加えて、良かった点も(少しだけ)加えてみたいと思います。
反省点1.出だしが悪い
上手い小説というのは、やはり「出だし(冒頭)」がとても良くできていますよね。
「掴み」と言われますが、これは小説に限らず色々な作品には必要な要素です。
前回2作もそうだったので、今回は何とかしようと思っていたのですが、後で読み返してみると、まだまだ全然足りてないですなぁ。
掴みには「いきなりクライマックス型」と「なんだか分からないが読ませてしまう型」というのがあるんじゃないかと思っていますが、今回は後者を選んだ結果、見事に轟沈してしまった感じです(笑)。
でも、これは面白いテーマだと思うので、また研究してみたいな、と思っています。
反省点2.キャラクターの作り込み
現代物、ということもあって、あまりに突拍子もないキャラはリアルさをなくしてしまうというのは、書く前に思っていました。
一応キャラクターには、プロット段階である程度練った設定を設けていたんですけど、物語のイベントと上手く絡ませられてないですね。
「イベントからキャラを作る場合」と、「キャラがいてイベントが発生する場合」がありますが、今回は「キャラがいるのにイベントが決まっていた」というのも良くなかった感じがします。
というのも、書いていて「この子、こんなことしないだろ」という場面が少なからずありまして、その度に「キャラを変えるのか」「イベントを変えるのか」「説明しちゃうのか」で頭を悩ませました。
Replaceは、イベント優先だったので、主人公のキャラクターというのは、ほとんどありませんでした。あれはあれでどうかなぁと今となっては思うのですが……。
王立勇者育成専門学校総務課では、キャラクター優先の結果、前にも言いましたが、プロットが総崩れして、結果的には「ほぼ書きながら考える」展開になってしまいました。
要は練り不足ってことですね。
ただ「キャラありき」の即興小説っていうのは、ちょっと興味があるので、いずれチャレンジしてみたい分野かもしれません。
反省点3.群像劇が活かしきれなかった
当初の予定では「Aの視点では◯◯と見えた」「Bの視点ではそれが△△に見えた」みたいな感じにして、いわゆる「掛け違い」を作っていこうと思っていたんですよね。
その片鱗は一話、二話辺りに少しだけ残っているんですけど、結局失敗してしまいました。
4人視点を、1話の中に展開したのが間違いだったのかもしれませんし、そもそも4人視点にした時点で、自分の手にあまる難しさになってしまっていたのかもしれません。
でもまぁ、これはもうしょうがないかなぁという感じです。
良かった点
強いて言えば「1話、1人辺り500字〜1000字の中でストーリーを作る」という練習ができたことですね。
しかも、4人が同じ話になる場面では、それぞれの視点で少しずつ、ずらして書かないといけないので、やってみると結構難しい。
内容はともかく、それができたことは、結構良かったかなぁと思います。
まとめ
今回は「自分の小説、しかも書きかけのものにダメ出しする」という話をしてみました。
今回出した反省点だって、次回には必ず直っているわけではないかもしれませんが、それでも自分の作品を振り返るというのは、レベルアップのためにはやっていかないといけないことかな、と思います。
また「悪かった点」というのは比較的出しやすいのですが「良かった点」というのは、なかなか出しにくいものです。
仕事などではよく「SWOT分析」なんてやりますが、自分の小説などでもそういうのをやってみるといいかもしれませんね。
それでは今日はこの辺で。またあした〜。
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