新しいことを始めるときに|『きみとぼくのダンジョン再建記』第72話更新のお知らせ
こんばんは、しろもじです。
『きみとぼくのダンジョン再建記』第72話「獲物を狩る鷹」をカクヨムに投稿しました。
先週の投稿記にて「来週には『GWにこんなに小説書いた!』とご報告できる」と書きました。
ええ、書きました。
で、結局『きみとぼくのダンジョン再建記』が本1話、「ラブコメもの」が2話(と冒頭書き直し)、「近未来もの」の設定をやり直し、ということでGWはほぼ終了しました(後、ブログは書きましたが)。
個人的には頑張った方じゃないかと思うんですが、こうやって書くと「えっ!?」っていう驚きがあることも否めません。
実はこのGWから新しいことを始めたことが、思ってたほど書けなかった原因になっています(という言い訳)。
新しいことを始めるときに
「新しいこと」と言っても、本当に初めてやることではなくて「自転車を買って、少し運動しよう」というものです。
「プロフィール」にも書いているんですが、若い頃少しだけ自転車(MTB)にハマった時期がありました。
その時は特に「運動」という意識はなく、知り合いの知り合いがMTBで走っているのを見て「よいなぁ」と思ったのがきっかけでした。
で、時は流れて現在。
再度、自転車を始めようと思ったきっかけはもう少し切実で、端的に言えば「何故かお腹周りに付いてしまった霜降り肉対策」というわけです。
まぁ、ちょっとぽっちゃりしちゃったわけです。
そこで歩いたり走ったりしてみたわけですが、これが思っていた以上に面白くありません。
小説などもそうですが、面白くないとなかなか長続きしません(この辺りで微妙に目的が変わってきています)。
色々考えているときに「そう言えば、前にブログにメッセージを下さった方が『また自転車やれよ』って言ってたな」ということを思い出しました。
そうか、自転車……か。
少し話は変わりますが、何かを始めるとき「それに必要な道具にこだわる」という人がいます。
「ギターをしたいな」と思えば、初心者用の安価なものではなく、そこそこ名の知られたものを選ぶ。
「キャンプをしよう」と思えば、キャンプ用品を吟味した上で一式買い揃え、準備万端で挑む。
ええ、私のことです(笑)。
もちろん、それに長くハマって続けられる場合には、その投資は無駄にはなりません。
ですが、多くの場合「思ってたのと違う」とか「やっぱり自分には向いてなかった」とかという理由で、放り出してしまうこともしばしばあります。
前回自転車を買ったときは、まだネットがなかったときなので、気軽な気分で自転車屋さんに向かったのですが、あれこれ話を聞いている内に、自分には不相応なほどの高い自転車を買うことになりました(と言っても、そこまで高価ではなかったですが)。
そういう教訓があるのにも関わらず、今回もネットで色々調べ上げた結果「なるほど。やはり10万くらいは出さないと話にならないな。できれば20万くらいか」と、お腹ポヨンポヨンの人間の言うセリフではないことを口走ったりしておりました。
ですが、そこは年の功。
一晩寝て「いやお前、何言ってんの?」と冷静になり、結局近所の自転車屋さんで2万円ほどのクロスバイク風の自転車を買い求めました。
時代の進化とは恐ろしいもので、2万円の自転車と言えども一昔前に買ったMTBと比べても遜色ないどころか、それよりも軽いしギアもスムーズだし、素晴らしいものでした。
もちろん、10万20万クラスのクロスバイクと比べると、劣っているのは間違いありません。
しかし目的は「運動すること」だったはずです。
本来であれば9,800円で売られていたママチャリでもよかったくらいです。
長い年月と多額のお金を払って得た教訓は「何かを始めるときに、何かを買う必要がある場合には、初期投資は極力抑えるべき」という、当たり前のことでした。
これは「飽きたときに投資が無駄になりにくい」という金銭的な理由だけではありません。
先程も書きましたが、安いものは高いものに比べて多くの場合、何かの機能が劣っています。
それを体験し実感できるのは「初期に最大限の投資をしなかったとき」だけだからです。
ここは考え方次第なのですが、最初に良いものを買ったり、必要そうなものを全て揃えて始める場合には、買い替えたり買い足したりなどの金銭的、時間的に余分なコストが抑えられる可能性があります。
だから始めにしっかり準備して、良いものを買った方がコスパが良いとも考えられます。
コスパが悪いというのは最近では嫌われる傾向にあります。ですが「苦労した、失敗した」という経験は残ります。
「見た、聞いた」で知っていることと、「やってみた」で知っていることには、どうしても違いが出てきます。
また、逆に言えば「事前準備をしている時間」つまり「高いものを買うために貯金してた時間や、失敗しないために調べていた時間」というコストは、お金では買えない時間を消費してしまうという考え方もできます。
小説で言えば「色々参考書を読んでから」「良いPCを買ってから」「デスクと椅子にもこだわりたい」と言っている前に、とっとと古いPCで小説を書いた方が有益だったりすることもあるかもしれません。
どのような経験も、決して無駄ではなかったと思えば無駄ではないと思います。
……というようなことを、少しだけ凹んできたお腹をさすりながら思ってたわけです(笑)。
いや、自転車マジで凄いです。
何が凄いって、ただ漕いでるだけなんですが、すごい運動になるんですよね。
GW中に何度か1時間ほどグルグルしてたんですが、帰ってきたらもう動けない(笑)。
実は買ってからそろそろ2週間くらいになるんですけど(アニメ見ながら)腹筋しても、スクワットしても変化が感じられなかった霜降り肉が、ちょっとだけ落ちてきている……気がします!
そういうわけで、とりあえずはこの2万円の自転車を乗り倒してボロボロになって壊れたときに、それでもまだ自転車を続けたい、というのであれば、今度は少し良いのを買ってもいいのかな、と思ったわけです。
そして、それがGWに小説を書けなかった理由でもあります。
誰にしているとも言えない言い訳のために、こんなにも長く書いてしまう自分に若干呆れながら、今回はそんな感じです。
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