『きみとぼくのダンジョン再建記』第53話投稿のお知らせ|話が前に進まないと言う話
こんばんは、しろもじです。
『きみとぼくのダンジョン再建記』第53話「ホウライ……」をカクヨムに投稿しました。
話が前に進まない
現在『きみとぼくのダンジョン再建記』は、ある地を目指して主人公たちが移動しているのですが、ここ3話話が進んでいないんですよね。
正確にはもちろん話は進んでいます。
ただ「ちょっと道中を詳しく書きすぎたのではないか」という思いがしているんですよね。マンガだったらコマ割り、映画とかならカット割りなどで、物語の進行をコントロールしていくのだと思いますが、小説では丹念に描写を重ねていったりすることでスピードを落としたり、逆にすると展開が早くなったりします。
例えば戦闘シーンでスピード感溢れるものを書きたいときには、始まる前までに少し「タメ」を作る描写や説明を行っておいて、いざ戦闘が始まったら会話文を中心にしながら、できるだけ少ない描写で書き進めていくことで、相対的にテンポが良くなる……ような気がします。
今回の話で言っている「進んでいない」はそういうことではなく「ここのシーン、本当に必要だったかな?」というものを書いてしまっている感が強いということです。
これは初めてのことではなく、他の小説でも同じことを感じたことはありましたし、本小説でも何度か「どうかなぁ?」と思ったことがあります。
しかし逆に考えれば、話を先に先に進めていけばいくほどテンポが良くなる分、代わりに書いていないことも増えるわけで、作者と読者の思っているものの差が広がる可能性があります。小説というものは、全てを書くわけではないので(作者の意向にも依りますが)読者独自の見方というものがあるのは当然なのですけど、それでも作者が想定している以上に乖離してしまうと、それはそれで問題ではないかと思ったりもします。
その辺りの見極めが難しいという話です。プロットがない(ある程度の考えはありますが、具体的に◯話でここまで行って、というのがない)ので、それが余計に分からなくなっているという感じなんですよね。
ただ、そうは言っても書いてしまったものは仕方がない(笑)。
こういう場合、どうすべきかと言うと……あくまでも私の場合ですが「後で、このシーンが必要だったんだなというシーンを作る」というものです。そう、後付です(笑)。
実は今回の話(53話)も以前のエピソードからの流れがあることで、成り立っている部分があります。
そう考えると、少しくらいわき道に逸れることも必要なのではないかと思ったりもします。本来であれば、キチンとプロットを構成するなり、頭の中だけでも考えておくなりして、できるだけぜい肉のないストーリー展開を目指すのが正しいとは思いますが、即興系に近い話を書く場合には、ある程度のサブエピソードを交えながらやっていった方が後々楽になるのかもしれません。
まぁ、これも後付なんですけどねぇ(笑)。
一番の問題は「このペースじゃ、当初の想定通りに収まらない」ということくらいです。第1章が35話≒10万字でしたので、第2章はその倍70話くらいを目処にしていたんです。まだそれが無理になったのかどうかすら分かっていませんが、なんとなく無理そうだという雰囲気だけはヒシヒシと感じています。
第1章のときも、密かに同じことを思っていたので、実はなんとかなるかもしれませんが。
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