「ブログの記事が書けない!」場合のブログ種類と書き方の分類法

2018年1月3日小説家のためのブログ運営

こんばんは、しろもじです。

 

前回「ブログ運営で大切な『ブログの方針(記事内容)』について」という記事を投稿しました。

この記事では、

  • ブログの主題を決める
  • 誰に伝えるのか
  • 何を伝えるのか

などについてお話しました。今回はそれの補足記事になります。その記事内ではサラッと触れましたが、ブログにはいくつかの種類があります。と言っても「はてなブログかライブドアブログ、もしくはワードプレスを使ったブログ」という意味ではありません。

ここで言う種類とは、分類のようなものです。ブログの性格によって分けられるものになります。この分け方は決まったものがあるわけではなく、色々なものがあります。ここでは一般的な分け方で、ブログを4つに分けて見ていきましょう。

 

おっと、その前に「できるだけ多くの人に読まれるブログを書きたい」という前提での話になります。「そんなの別にいいよ」ということであれば、ここに書かれていることを考える必要はありません。好きなことを好きなだけ書きましょう。それもアリですよ。

 

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トレンドブログ(雑記ブログ)

トレンドブログとは「旬の話題を追いかけるブログ」になります。

巷で噂の話題に乗っかった記事を、カテゴリに関係なく書いていきます。例えば、当ウェブサイトでも数記事書いている「Amazon Echo」関連。これらが話題になった時には、これ関連の記事をひたすら量産します。

そして飽きられる頃には別の記事を書いていきます。もちろん、同時進行で色々な記事を書いたりすることの方が多いかもしれません。

サッカーのワールドカップが始まれば、その関連記事を書きますし、世間を揺るがす大ニュースがあれば、その記事を書きます。

ネタの選定にはツイッターなどのSNSやGoogleトレンドやニュースサイトなどを利用します。

とにかく「ネタになる」ものであれば好き嫌いはあまりせず「検索数の多そうなもの」を主として取り上げていきます。ある意味「ニュースサイト」的な意味合いも持つかもしれませんね。

 

トレンドブログの特徴として「アクセスを集めやすい」というのがあります。旬の話題ですから、当然検索数も多いですし、他の人よりも早く記事化できれば、それだけ有利になります。

ただ難しい点もあって、それが「飽きられやすいこと」です。旬でなくなった瞬間、検索されなくなることもあります。また、旬がピークに達すると、競合する記事も増えてくるため、検索結果の上位を維持するために、記事のリライトや増加もやっていかなくてはなりません。

常に走り続ける。それがトレンドブログと言えるのでしょう。

 

特化型ブログ

特化型ブログとは「ある特定の事柄に特化したブログ」になります。

特定の事柄とは、言い換えれば「特定の言葉(ワード)」ということです。「小説」「ダイエット」「転職」「リフォーム」などですね。その特定の言葉に関する記事だけを掲載したブログは特化型ブログということになります。

 

特化すればするほど専門化するので良いのですが、かと言って専門すぎると間口が狭くなりすぎるので、その辺りは運営者の腕の見せどころかもしれません。

例えば「ダイエット」の特化型ブログを作る場合、ただ単に「ダイエット」を主としてしまうと、とても間口が広すぎて情報の網羅性に欠けてしまうかもしれません。

と言うのも「ダイエット」という単語は、検索ワードでもなかなかの人気ものなんですよね。

つまりダイエットで検索する人が、非常に多いんです。その中で検索結果の上位に出ようとすると、これはとても大変なことです。下手をすると「Googleで検索しても、何ページもめくらないと出てこない」ということになります。

そこで「ダイエット」に加えて「女性」を加えます。でも、これでもまだ広すぎるかもしれませんね。「ダイエット」「中年女性」なら、少しは絞れそうです。

このようにして、特化するということは「検索されそうな言葉を組み合わせて、出来る限り特化していく」ということになります。

 

特化型ブログの特徴は「ジャンルによっては人が集まりにくい」ということが挙げられます。小説でも「異世界ものは読者が集まるけど、現代ドラマはなかなか読まれない」というのがあるじゃないですか。それと一緒です。

かと言って「異世界もので勝負しよう」と思っても、上記のようにライバルが多いですから、これまた難しいんですよね。逆に言えばニッチであればアクセスは少ないものの、ライバルが少ない、もしくは皆無なんてこともありますから、その辺りは難しい所です。

 

趣味ブログ

趣味ブログとは「一般的に趣味と呼ばれるものを中心としたブログ」になります。

一見、特化型に似ていますが、少し違います。特化型は趣味でなくても、特定のジャンルであれば通用します。趣味型というのは、あくまでも「娯楽分野」が中心になります。

特化型はそのジャンル以外の記事は殆ど書きませんが、趣味型はそうではない場合も多いです。例えば特化型ブログで「マラソン」のブログを作ると「効果的なマラソンの練習方法」や「地域で行われているマラソン大会の日程」などの記事が書けそうですが、趣味型ブログでは、それらよりも「参加したマラソン大会の感想」や「私がマラソン練習時に聞くと捗る音楽」などになります。

どちらかと言えば「体験型」のものが「趣味ブログ」と言えるでしょう。言い換えると特化型は「自分が出てこないブログ」で、趣味型が「自分が出てくるブログ」ということになります。

 

趣味ブログの特徴は「とにかくアクセスが集まりにくい」ことです。これは特化型に似ていますが、検索数の多いジャンルでは競合が多く、かと言って競合が少ないジャンルでは検索されないので、結果的に開設後のアクセスがなかなか伸びません。

また、体験を主としていく場合には「特化型に比べて網羅性がない」ことから、検索されにくいこともあるかと思います。

しかしやり方によっては「ファンがつく」こともありますので、リピートは増えるでしょう。

 

日記ブログ

日記ブログとは「特に何も意識せず、日常を綴っていくブログ」になります。

例えば「今日のお昼には何を食べた」とか「休日にどこどこへ遊びに行った」などの記事が中心になります。あくまでも日記なので、どれに対しても深掘りせず、記事の主体は「自分」になります。

特に芸能人のブログにはこれ系が多いですね。

日記ブログの特徴としては「とにかくアクセスがない」ことがあります。

一般人が日記ブログを開設した時のことですが、そりゃ考えてみればそうですよね。「今日のお昼ご飯は、近所の王将でかに玉定食を食べた! うまかったわ〜」なんて記事、友達や知り合いでなければ読みませんよね。

じゃぁ、このブログが駄目なのかと言うと、そうでもありません。

芸能人に限らず「ある程度の人気を持っている方」がされるのであれば、このブログは成立します。あなたのことを知りたい人にとって有益であれば、日常のちょっとしたことであっても、それは記事として成り立つのではないでしょうか。

また、そうでなくても「いや、アクセス数とかどうでもいいから」というのであれば、同じく可能ですね。

 

上記記事の書き方

4つのブログ型をみてきましたが、そのブログを書く際にも、書き方というのがあります。全てのブログ型に当てはまるわけではないのですが、ざっくり見ていきましょう。

解説型

解説型とは「ある事柄に対して詳細に解説するもの」になります。

例えば「小説・カクヨム」などについて書く場合「カクヨムへの投稿のやり方」「人気記事の見つけ方」「レビューの書き方」などの記事が解説型と言えます。

これはつまり、誰かが「これ、どうやるんだろう?」と思ってGoogleで調べた際に、検索結果から読んでもらうための記事のことですね。

ですから、できるだけ詳細に書いた方が、良い記事になります。スクリーンショットなどを活用するのも良いですね。

当ブログで言えば「小説家のためのブログ運営」や「小説講座」などの記事が当てはまります。

 

オピニオン型

オピニオン(意見・見解)型とは「ある事柄に対して、自分自身の意見を書く」ものになります。

記事内で、ある事実(ニュースやブログ記事、もしくは商品)に触れて、それに対する自分の感想や意見を書くという記事ですね。

例えば「小説・カクヨム」で言えば「カクヨムで◯◯コンテストを開催! 応募する際に気をつけたい3つのこと」なんて記事タイトルで「この方法だと、〆切間際の投稿は不利になりかねない」とか「△△社のコンテストと比べると……」みたいな感じで書いていくような記事ですね。

当ブログでは「読んでレビュー」がそれに当たります。

 

体験型

体験型とは「実際に自分がやってみて、その結果や感想を書く」ものになります。

例えば「小説・カクヨム」ですと「初めてカクヨムに投稿して分かったこと」や「小説を3作投稿して分かった、読まれるタイトルの付け方」などの記事になります。

あくまでも体験がベースになっているので、とても信頼性のある記事が書けますが、一方で体験していないことは記事に書けませんので、他の方法と比べると少し難しいかもしれません。

当ブログでは「投稿記」がそれに当たります。

 

まとめ

今日はブログの種類と書き方について、簡単に解説してみました。

ブログの種類と書き方は、もちろんこれで全てというわけではありません。また、どの種類のブログをどの書き方で書くのかによっても、ブログの性格はグッと変わってきます。

例えばトレンドブログであっても「ただ情報を伝えるだけの解説型」であれば、ある程度詳細に記事を書かないといけませんが「自分の意見を盛り込むオピニオン型」であれば、詳細はリンク先をみてもらうなど最小限にしておいて、自分はどう思うか、という部分を詳細に書かなければ記事としての有用性がなくなります。

 

本記事は「アクセスが増える=たくさん読んでもらえる」ことを前提に書いていますが、もし「そんなに読まれなくても平気」というのであれば、あまり深く考える必要もありません。

でも、もし「ひとりでも多くの人に読んでもらいたい」と思うのでしたら「その記事が、読んでもらえた人にとって有用」であることを考えて書かないと、いつまで経っても読まれることはないでしょう。

つまり検索結果からにしろ、SNSからにしろ「読んで、ためになった」という記事でないと、意味がないということですね。

 

解説型では、正確な情報はもちろん、他よりも分かりやすく解説することが大切です。

オピニオン型では、他のサイトにはない独自の切り口が大切になるでしょう。

体験型は、未体験の方が疑問に思っていたり、不安に思っていることを的確に記事にすることが必要ですね。

 

とは言え、始めから肩肘張ってやる必要はありません。そもそも、私だってここのブログのジャンルはまだ始めたばかりで、こんな偉そうなことを言っていいのか分からない状態で書いていますから(笑)。

しかし、会社などのブログで経験したことは、役には立っています。それこそが「読んでくれた人の役に立つ記事を書くこと」なんですよね。

文字にすると当たり前なんですけど、なんにも考えずに記事を書くと、ついつい「日記型」になってしまい「誰得な記事」ばかり積み上げてしまうことになります。言い換えれば自己満足な記事ですね。

 

今日も長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました!

次回は、ちょっと難しいですが「検索サイトにブログが登録される仕組み」についてお話したいと思います。

それでは、また明日〜。