【Mac mini 2018】ファーストインプレッション
先日の記事でも少し触れたのですが、Mac mini 2018を買ってしまいました。
買うこと自体は既に既定路線だったのですが、資金的な面で「いつ買うのか?」というところだったんですよね。本当は「秋口まで待って新型が出ないか待ってみるか」とも思ってたのですが、どうもMacBook Air(2011)の調子が悪すぎて、本来の買う目的だった「WordPressの記事作成を快適にする」以前に、他の用途でも速度の低下が見られたので、貯金箱を叩き割って買ってしまうことに。
レビュー記事と言っても、基本的には目新しい機能があるわけでもないので(OSがMojaveになったくらい?)それほど深いレビューが行えるとは思えないのですが、簡単にどんな感じかだけレビューしてみたいと思います。
Mac mini 2018の外観
開封の儀みたいなのはどうでもいいのですが、今回驚いたのはパッケージの小ささ。
今回も店頭で買ったのですが、出てきたパッケージを見て「あれ、それ違うんじゃない?」と一瞬思ってしまいました。初Mac miniではあるあるなのかもしれません。
中身はシンプルで「本体」「電源コード」「説明書っぽいの」の3つだけです。
その他で必要なのは「モニタに接続するケーブル」「キーボード」「マウス(もしくはMagic Trackpad)」くらいでしょうか。Mac miniを買う方は既に持っているモニタを使うか、新しくモニタを買うはずなので、ケーブルはある場合が多いですが、万が一持ってないという方は気をつけておきましょう。
私は「MacBook Airを外部ディスプレイに繋いでたケーブルがあるから」と思ってたら、Mini displayポートがなくなってて、しょうがなくPS3で使ってたHDMIケーブルを拝借しました。ちょっとゴツかったけど使えるからよしとしました。
大きさの比較としては以下の写真の通りです。
パッケージを見た時点である程度予想は付いていましたが、それにしても思っていたより小さい。
でも結構重いです。「詰まってる感」が凄い。
色は最近の流行でスペースグレイになったので、少し高級感が出た……かもしれません。キーボードとマウスも合わせたいなぁ……と思っちゃった方は、まんまとAppleにはめられているのかも。
私もですが。
正確なサイズは
幅・奥行き :19.7cm
高さ :3.6cm
重さ :1.3Kg
となっております。
背面のインターフェイスは左から
- 電源スイッチ
- 電源ポート
- Ethernet(10/100/1000BASE-TギガビットEthernet(RJ-45コネクタ)
- Thunderbolt 3(USB-C)ポート×4
- HDMI2.0
- USB3×2
- (↑の下に)3.5mmヘッドフォンジャック
下にぽっかり空いているのは排気口になります。
USB3ポートが2つと少ないので、従来のデバイスをたくさん繋ぎたい人にとってはちょっと困るのかも。その分USB-Cが4つもありますけどね。
まぁ最近ではあれもこれもBluetoothで繋いじゃいますので、ポート自体はそれほど重要ではなくなってきているのかも。
Mac miniのスペック
今回買ったMac miniは吊るし(店頭売り、未カスタマイズ)の一番安いやつです。
CPU :3.6GHzクアッドコア(4コア)
メモリ :8GB
ストレージ :128GBSSD
唯一気になったのがストレージ。「流石に128GBはキツイか」と思って258GBに上げようと(つまりネットで買おうと)思ったんですが、2万円も高くなるんですよ。
で、上位機種(3.0Ghz6コア)だと元々258GBなのでそっちにしようかと思ったら、3万ちょい高いんですよね。色々考えて他にスペックを上げたいところがあったので(後述)今回はなんとかなるだろう、とたかをくくっています。
ちなみにいま現在で
こんな感じです(※以降アシスタント使用時。クリーンインストール時のストレージは下記)。使ってないAppもそのまま放置していますので、あと10GBは削れるはず。今度のMacのアップデートでどのくらいストレージを食うのかは分かりませんが、まぁなんとかなるはずです。
ちなみに私はiCloudドライブは有料のを使っています(50GB/月額130円)。
写真は要るのだけ置いておいて、後はAmazon Photoに預けたのち消去。
iPhone、iPadのバックアップはiCloudに。
その他の書類などもできるだけiCloudに投げる。
という使い方をしていますので、このくらいで済んでいるとも言えるのかも。ローカルに保存したい方は別途外付けSSDなどを使うと安く上がっていいですね。
MacBook Air(2011)からの変化は?
8年間使ってきたMacBook Air(2011)から変えて、何が変わったのか?
冒頭でも書いたようにOSが変わったので、Handoffやらユニバーサルクリップボードやらは便利になりました。
特にユニバーサルクリップボードは秀逸で、iPhoneなどでコピーした文章や計算結果などをMacで書いている記事にペーストできるのはとても便利です。
先日書いた『iPad pro(2018 11インチ)でWordPress記事を書く【最終報告】』の記事内にあるMacやiPadなどの税込金額などは「iPhoneの電卓Appで計算>結果を長押し>コピー>Macでペースト」という感じでやったので、凄い便利さを感じました。
ちなみにMacBook AirからMac miniへのデータの移し替えは「移行アシスタント」というのを使うと簡単に行えます。
上のサポートページを見ながらやれば迷うことはあまりないと思いますが、ひとつだけ「どうなんだ?」と思ったのが「新Macのアカウント」でした。このアカウントはMacのアカウントのことです。
結果的に言えば「新Macで作った新しいアカウントに古いMacからの移行も可能だし、古いMacのアカウントを新Macのアカウントに上書きもできる」ということになります。
前者ではログインアカウントがふたつできる(はず)。後者では古いMacのログインアカウントが新しいMacで利用できるようになります。
ただ、私の場合は数日間運用した後、結局クリーンインストールし直しました。
クリーンインストールの方法は
- リカバリモードでMacを起動(Commandキー+Rキーを押しっぱなしで電源オン)
- ディスクユーティリティで「Macintosh HD」を消去
- ディスクユーティリティを終了
- macOSユーティリティで「macOSを再インストール」
という手順になります。
クリーンインストールは文字通りMacの中をすっかり消去してしまいます。
ですので大切なファイルがあるときは、必ず外部デバイスかCloudなどに保存するのを忘れないようにしておきましょうね。
普段からCloudに保存するようにしておけば、ほぼ問題ないはずです。
クリーンインストール時のストレージはおおよそこんな感じです。
Appなどを全く入れ直していないので、まぁ当たり前ですね。
移行アシスタントかクリーンインストールかはちょっと悩むところですが、多くをCloudに置いている場合はクリーンインストールの方が色々初期化できてよいかもです。
それ以外の使用感はそれほど……という感じなんですよね。
それはMac miniが劣っているというよりは、MacBook Airが良かったということかも。
まぁ私はそれほど重い作業をしたりはしないので、そういう意味ではすでにMacBook Airのスペックでも十分といえたのかもしれませんけどね。
WordPressの記事更新は軽くなった?
その他でいえば元々Macを買い替えようと思ったきっかけである「WordPressの記事編集が重い」という問題。これはどうもMacの新旧だけの問題ではなさそうです。可能性としては
- Safariが悪い
- メモリがまだ足りぬ
- WordPressの設定などがおかしい
- おま環
というのが挙げられますが、現時点では最後のが一番有力っぽい。
ただブラウザをSafariからGoogle Chromeに変えたところ、メモリ使用量が改善されたのは事実なんですよね。
上の画像がSafari使用時、下の画像がChrome使用時のメモリ使用量です。全く同じ記事ではないので比較はできないのですが、似たような記事を書いて同じくらいの時間が経過したときのものを掲載しています。
Safari使用時は、300MBくらいから始まり文字を打つごとに増えていき、数分程度で1GBを突破。3.7GBは20分ほど記事を書いたところのものです(画像使用量は多かった)。スクショでは途切れてしまっているのですが、スワップもしまくって画面もカクカクになってしまっていました。
Chomeは今この記事を書いているのを掲載しているのですが、記事最初から10MB程度しか増えていません。
まぁChromeはHelperとか色々他にも立ち上がっているので、合計するとそこそこあるのですが、それでもSafariに比べると雲泥の差。
この辺りはまだまだ検証中なので色々試してみてから、再度記事にしたいと思います。
まとめ
この秋に登場する新OS「Catalina」は、おおよそ「2012年以降のMacに対応」と発表されていますので、SidecarなどでiPadなどと連携させたい方で未対応のMac miniを使っていらっしゃる方は、買い替えても不満はないかと思われます。
一方で、その機能は不要な方、現在不満がない方などは、敢えて買う必要はないのかもしれません。
デスクトップMacといえば、iMacとの比較もあるかもしれません。
スペック的にはiMacの性能もなかなか魅力的なのですが、ストレージがHDDもしくはFusion Drive(HDDとSSDの混成)な部分を考えると、SSDにしたりした場合の価格差が気になるところです。
既存のディスプレイを使って、できるだけお求めやすくMacの環境を整えるにはMac miniはコスパの面で最適だと言えそうです。
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