【小説の息抜きに!?】Apple Arcadeを試してみたら、なんか思ってたのと違ってた
9月20日にリリースされたAppleのゲームサブスクリプション「Apple Arcade」ですが「ゲームになぞハマっている時間はないっ!」ということで、これまでスルーしてきました。ところが先日、ちょっとしたスキマ時間があって「ちょっとだけ、ちょっとだけだから……」と試してみました。
何となく思っていたの違っていたので、その辺りも含めてレビューしたいと思います。
Apple Arcadeは1ヶ月無料体験可能
殆どの方はご存知だとは思いますが、一応Apple Arcadeについて簡単に説明しておきます。Apple Arcadeは冒頭に書いたようにAppleによるゲームのサブスクリプションサービスで、月額600円(税抜)で対象タイトルが遊び放題になるというものです。
ファミリー共有も6人まで可能ですが、あいにく家族の中でAppleユーザは私しかいませんので、それは試せませんでした……。
見出しにもあるように、1ヶ月は無料で体験することができます。Apple Musicが3ヶ月、Apple TV+は7日間(新規にデバイスを買ったユーザは、確か1年無料)と、サービスによってバラバラなんですよね。色々あるんでしょうけど、この辺りはちょっと不親切。
お試しはとても簡単です。App Storeを開いて一番下のメニューの中の「Arcade」をタップし「無料で体験する」をタップすればOKです。
ちなみに解約方法は以下の記事をご覧下さい。
お試しが完了するとApple Arcadeの画面になります。

上の方におすすめが表示され、下にカテゴリ、全てのゲームを表示などがありますが、かなりバラバラに表示されているので、やりたいゲームから調べるときにはカテゴリからが良さげです。

もっとも気になるのは「どんなゲームがあるのか?」ではないでしょうか。記事執筆時点でのゲーム一覧をカテゴリ別に書き出してみました。
2019年11月6日時点でのApple Arcade配信ゲーム一覧
ロールプレイングゲーム
- Oceanhorn 2
- Cat Quest 2
- King’s league 2
- VARIOUS DAYLIFE
パズル
- Assemble with care
- Card of Darkness
- チューチューロケット!ユニバース
- Down in Bermuda
- グラインドストーン
- Jenny LeClue – Detectivu
- Operator 41
- パターン合わせ
- Possessions
- Spek.
- Tangle Tower
- tint.
- エンチャンデッド・ワールド
- Where Cards Fall
アクション
- Speed Demons
- エージェント・インターセプター
- Bleak Sword
- Dead End Job
- Explottens
- Hot Lava
- Painty Mob
- Punch Planet
- Sayonara Wild Hearts
- The Pinball Wizard
- Towaga:Among Shadows
ストラテジー
- King’s League 2
- Don’t Bug Me!
- Dread Nautical
- Overland
- Red Regin
- Spaceland
- ステラー・コマンダーズ
- Outlanders
マルチプレイ
- Super Mega Mini Party
- Hogwash
- Super Impossible Road
- 弾丸ベースボール
- PAC-MAN Party Royale
- 夜の心霊パーティ
- ShockRods
- LEGO®Brawls
- ソニックレーシング
- HyperBrawl Tournament
- Big Time Sports
- Cat Quest 2
- Cricket Through the Ages
- Hot Lava
- Punch Planet
- ステラーコマンダーズ
ゲーム初心者の方へ
- Mind Symphony
- 羽ばたくヒーロー
- エンチャンデッド・ワールド
- バトルスカイブリゲード:ハープナー
- Dodo Peak
- Frogger in Toy Town
- パターン合わせ
- The Pinball Wizard
- tint.
- WHAT THE GOLF?
- Word Laces
- Cricket Through the Ages
アドベンチャー
- 少女とエルダーツリーの秘密
- 深世海 Into the Depths
- Sneaky Sasquach
- The Get out Kids
カテゴリだと被っているのもあるので、ざっと数えてみたところ94のゲームがあるようです(あくまでもしろもじ調べなので、間違っていたらごめんなさい)。
って言うか、今記事を書きながら分かったんですが、カテゴリに全てのゲームが分類されているわけじゃないんですね、これ。なので全部調べたい場合には「全てのゲーム」から見る必要がありそうです。あくまでも現時点では、ですが。
ネットで調べたらサービス開始時には53タイトルだと載っていましたので、おおよそ倍になっている感じでしょうか。
ラインナップのゲームはちょっと懐かしい感じ
ナインナップされているゲームは、これまでのものとはちょっと違う趣です。
現時点では海外スタジオ作のものが多いというのもあるのですが、いわゆる課金ゲーとは一線を画するものが多いと感じられました。
ある意味「ちょっと昔の家庭用ゲーム」のような感じと言うと分かるでしょうか?
例えば今のゲームって基本無料で、課金することで制作費を稼ぐというビジネスモデルなので、とにかく早くガチャを回させるところまでやらさないといけないわけで、ストーリーを放り投げてでもその他の要素でのめり込ませるような仕組みになっているように思われます。
序盤から長いプロローグムービーなんか流していると、もうそこでアプリ消されちゃいますからね。
けれど基本課金がないゲームというのは、そういう苦労をしなくていいわけで、序盤からしっかり作り込んでいくことができます。何本かRPG系をやってみたのですが、とにかくまどろっこしいのが多いような印象を持ちました。
ですが、それこそが「昔の家庭用ゲーム」ですよね。最近のゲームに慣れちゃっている方々にとっては、ちょっとモヤモヤしてしまうのかもしれません。でもそういうゲームをしたいんだ、と思っていた方にとってはなかなかよいのかも。
ただまぁ、やはり海外メインなので日本人の感覚ではちょっとどうなのか、というものが多いのも確かです。洋ゲーが好きな方にはいいのかもしれません。今後日本のスタジオが本格的に参入して、もっと盛り上がるといいなぁ。
Macでもほぼ同じようにゲームができる……が
とあるゲームをiPhoneでダウンロードして少しだけプレイした後、MacのApp Storeでダウンロードしてみました。同じApple IDでログインしていると、セーブデータなどはちゃんと同期されているようで、Appleが言っているように「外ではiPhoneで、家ではMacで続きを」というのはできるようです。
ただ正直なところ、Macでやるようなゲームはまだ少ないと思うんですよね。マウスでやるのとタッチでやるのでは、操作感が変わってきます。ゲームパッドを使えばどちらでも同じような体験ができるのかもしれませんが、その辺りはまだまだかなぁといったところ。
あと、MacのApp Storeで同じようにゲーム数を数えたところ85個しかありませんでした。以前お伝えしたように、iOS版のAppはCatalystを使うことでMac版に移植しやすくなったのですが、まだ間に合っていないのもあるということでしょう。
まとめ
サブスクリプションというとちょっと抵抗がある方も多いのかもしれません。私はApple TV+は動画のラインナップを見て「Amazonプライムビデオに置き換えることはできない」と思ったので、恐らく(お試し以外では)契約しないと思いますが、Apple Arcadeは無料期間+数ヶ月程度は払ってもいいかなと思いました。
特に今後のゲームラインナップ次第なんですけどね。まぁそこまでゲームをしている時間もないので、どうなるかは未定です。
あとは既存の無料ゲームとの棲み分けをどうしていくかでしょう。個人的にはガチャゲーは長続きしないものばかりなので、こういう路線で行ってくれればな、と思います。
Appleがどのようにクリエイターに還元しているのかは分かりませんが、例えばプレー時間とかに比例して分配金を払うという仕組みなのであれば、ストラテジーやRPG、シミュレーションのように長く遊べるゲームを開発することで、開発費を稼ぐことはできるのではないでしょうか。
暇で暇で暇なんだーという方には、ちょうどいいサービスな気もします。Kindle Unlimitedもそうですが、コンテンツを選ぶときにお金のことを気にしないで良いというのは、やはりいいですからね。
もしダウンロード数とかで還元しているんだったら、軽いカジュアルゲームばかりということになり、結果的にはApple Arcade自体が伸び悩むという展開になるのかも。
一ヶ月は無料なので、気になる方は試してみるのもいいと思います。
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