「Pages」が縦書きに対応! 縦中横や全角英数字の横表記もOK
AppleがMac、iPhone、iPadに無料で提供しているテキスト編集App「Pages」(とNumbers、Keynoteも)が、3月29日にアップデートし待望の縦書きに対応しました。
「Pages」が縦書きに対応
以前の「Pages」「Numbers」「Keynote」でも「テキストボックス」を使った限定的な縦書きは可能でしたが、今回のアップデートにより完全に縦書きが可能となりました。
縦書きにするには「テンプレートを選択」にて「空白(縦書き)」を選ぶか
開いた文章のサイドバーから「書類」>「書類タブ」>「縦書きテキスト」にチェックを入れます。
チェックを外すと、いつでも横書きに戻すことも可能です。
縦中央、英数字の全角横表示もOK
縦書きにすると英数字などが横を向いてしまい、リーダビリティを損なうことがあります。
書籍などでは、英数字を横にして並べて表記する「縦中横」や、英数字を横にして縦並びにさせる方法などが取られていますが、それもPagesで可能になっています。
まずは縦中横から。
縦中横にしたい文字列をドラッグして選択してから
メニューの「編集」>「変換」>「横方向に回転」をクリックします。
もしくはサイドバーから「フォーマット」>「スタイルタブ」>「歯車アイコン」>「横方向に回転」をクリックを行うと
英数字が横に回転し、かつ横並びになる縦中横になりました。
縦中横は2〜4文字で可能になっています。
次に横並びにはせず、横回転だけを行う方法。
先ほどと同じように文字をドラッグで選択した後、メニューの「編集」>「変換」>「文字を全角にする」をクリックします。
今度は横に並ばないで文字だけが回転しました。
使い方次第では結構使えそう
今まではあまりPagesって使っていなかったのですが、起動、編集などの操作も軽く案外使い勝手のよいAppだなと再認識しました。
書き出しも「テキスト」以外に「PDF」「Word」「EPUB」などに対応しているようなのですが、こちらはまだ試していません。
興味があるのはEPUBですね。どのくらい使えるのかは、今後試してみたいと思います。
とは言え、Webに投稿の場合はプレーンテキストであった方が便利なのも確かです。
縦中横などは、別途ファイルとして配布、販売するときなどに限られる機能とも言えそうです。
もう少し使い込んでみて、気づいたことなどあればまた記事にします。
PagesはMac以外にもiPhone、iPadなどでも無料で使えますので「Macで書いて、出先ではiPhoneで編集」というような使い方とか便利そうですよね。
その他のPagesの使い方、執筆統合アプリ「Scrivener3」の使い方、小説執筆に関わるあれこれなどは「小説LABO」にまとめてありますので、よかったらご覧ください。
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