『きみとぼくのダンジョン再建記』第38話投稿のお知らせ|「小説投稿サイトのコンテストについて」

小説投稿記カクヨム

こんばんは、しろもじです。

カクヨムに『ぼくときみのダンジョン再建記』第38話「ついて来ちゃいました」を投稿しました。

第1話を投稿してから、コンテスト用最終話35話を投稿するまではストックがあって、何度も読み返しながら投稿を進めてきたわけですが、第2章となる36話以降はまったくストックなしで進めています。

しかも小説自体の結末以外は何も決まっていないという、完全な即興小説に戻ってしまっています。

 

元々そういうやり方で始めたわけですから、それはそれで良いのですが、でも38話も書いていると「今まで書いてきたこととの整合性」とか「そこで生まれた設定」とかあったりして、ちょっとヒヤヒヤしながら書いています(笑)。

前みたいにたくさんじゃなくてもいいですけど、せめて2、3話くらいはストックが欲しいところです。

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小説投稿サイトのコンテストについて

さて、今回は前回の投稿記に書いた話の続きになります。

投稿サイトで行われているコンテストでは、多くのもので「読者選考」というものが存在していますね。

ずっと前に「読者選考を止めて、編集部選考だけにすればいい」と書いたことがあるのですが、ふと「あぁ、それって難しいんだろうな」ということに気づきました。

 

というのも、まず小説投稿サイトにはランキングというものがあります。

コンテスト用のランキングを止めたとしても、レビューやPV、評価、ブックマークを参考にしたランキングというものはありますから、コンテストに投稿された作品の内、どれがよく読まれているのか、評価が高いのかは一目瞭然となっているわけですね。

 

そして当たり前ですが、全ての作品が公開されています。

誰でも見ることができるわけです。

 

この状態で読者選考を取り除いて、編集部選考だけにした場合。

「なんでその作品が選ばれたのか」「どうしてこの作品が落選したのか」が一層不透明になってしまいます。

一般的な公募であれば、応募作品は(受賞しない限り)非公開なわけですから、応募者にとっては他者の応募作品がブラックボックス化することで、少なくとも後者の批判は出てきません。

 

それ故に、全ての応募作品が公開されている小説投稿サイトが主催するコンテストでは、読者選考が外しにくいのではないか?

「読者によって選ばれた作品の中から選びました」という大義名分が立つというわけですね。

その中に編集部のお眼鏡に適う作品がなければ「大賞なし」という手もあるわけですし、編集部側からしてもこのやり方以外にないように思われます。

 

ただ、この方法には致命的な欠点があります。

「評価さえ高ければいい」ということと「評価されなければどうにもならない」というものです。

カクヨムでたまに色々な小説を見て回ったりしているのですが「どうしてこんなに面白いのに、評価が低いんだろう?」という作品があったりします。

もちろん逆もあります。

そこは私の感性と、他のユーザの感性の違いという言い方もできるかもしれませんが、カクヨムに何作か投稿して分かったことは「投稿しただけでは、なかなか読まれない」という事実です。

 

前にも書きましたが「小説自体が面白くないから読まれない」というのは「序盤(1話、2話)のPVはあるんだけど、それ以降が伸びないんだよね」という場合です。

「読んでみたけど面白くない」ということは、少なくとも1話のPVは多くないといけません。

それすら低いということは、そもそも読まれてないということで、小説自体の出来不出来とは関係のない話です。

まぁタイトル、キャッチ、あらすじという要素はありますけどね。

 

なので、とりあえず取っ掛かりだけでも読んでもらおうと思った場合。

何かしらの手段が必要になってきます。

色々見て回ったりして「他者の小説に、感想、レビューをつける」というものがあることを知りました。

極端な話をすれば「適当に小説をピックアップして、手当たり次第に感想やレビューを書いていく」ということですね。

 

書いてもらった側からすれば「ありがとう! あなたの作品も読まなきゃね」という心情になってしまうのですが、とは言え上記のような行為が正当なものかどうかと言えば、怪しいところです。

確か「レビューしたから、私のもレビューして」という行為は禁止されていたはずです。

「作者への誹謗中傷」、「小説と関係ない内容」、「誤字脱字の指摘」などの内容や、「小説を読まずに投稿した行為」、「配慮の無いネタバレ行為」、また「カクヨムのサイト内外を問わず、おすすめレビューを強要する行為」と判断した投稿は削除する場合があります。

カクヨム ガイドライン「おすすめレビューの利用について」より抜粋

「誹謗中傷」、「過度な批判」、「配慮の無いネタバレ行為」、「メールアドレスなどの連絡先の記載」、「営業、宣伝、勧誘、募集、出会いなどの行為」、「不当な評価を要望する内容」、などと判断した投稿は、削除、またはアカウントの利用停止とする場合があります。

カクヨム ガイドライン「応援機能・応援コメントの利用について」より抜粋

 

ただ、ここに書かれているのは「明確に要望」ということですから、レビューや応援をすること自体が駄目というわけじゃない。

しかし、先程書いたように一般的に自分の作品にレビューや応援があった場合「お返し」をしたくなるという心情になる方もいるのではないでしょうか? というか、私もそうなんですけど。

 

カクヨムとしても作者同士の交流については、むしろ歓迎していると思います。

しかし、考えれば考えるほど「頂いたレビュー、応援に対してどのように対応したらいいのか」というのが分からなくなります。

いっそ「相互のレビューや応援などは、コンテスト中に限ってカウントしません」というものにしてくれれば……とも思ったりしたのですが、それはそれで善意で付けてくれたレビュー、応援を無にしてしまうようで、どうかな?

 

「お返し(じゃないにしても、後から書いたレビュー、応援)は無効」とすれば、「お返しが欲しくてレビューや応援する」方にとっても意味がないわけですから、こっちの方がいいかな?

 

前はですね。こんなこと考えてなかったんですよ。

でも、最近「恐ろしい速さで付いていく応援」ってのを目撃しちゃいまして、ふと考えた次第です。

「読んでないよね?」ってことですね(笑)。

ページめくって応援、めくって応援……ってのを繰り返しているのでしょうか?

 

個人的には全然嬉しくないのですが、それでもしてくれた以上無下にはできない……とか思っちゃったりするんですよね。

本当は今回の小説から「全てレビュー、応援のお返しはしない」という方針にしようと思っていたのですけど、レビューや応援してくれると読みに行くじゃないですか? 

そしたら、やはり悩むじゃないですか?

で、一部の方にはちゃんと読んだ上でレビューや応援をさせてもらったり、一切しなかったりとグダグダになってしまいました。

 

まー、何が言いたいかと言うとですね。

やっぱり、レビューや応援をキチンとしてくれた人の小説は読みに行きたいし、結果としてレビューや応援もしたい。でも、それが相互だと思われるのは嫌だから、システム的に何とかしてよ!

ということです。

ある意味、それが「カクヨムから他所へ行こうかな?」と悩んでいる原因だったりするんですよね。

 

今回は、ちょっと長くダラダラ書きすぎました。

いずれ、この件はキチンとカクヨムに提案したいと思います(もう結構された方いるんでしょうけど)。