Google Search Consoleを使って、どのようなキーワードで検索されているか知る方法
こんばんは、しろもじです。
今回の「小説家のためのブログ運営」は「Google Search Console(以下SC)を使って、どのようなキーワードで検索されているかを知る方法」を見ていきましょう。
まずは、キーワードとは何か? を簡単に説明します。
キーワードとは?
SCでのキーワードとは、Googleなどを使って検索する際に、検索窓に入力された文字のことです。
Googleなどで何かを知りたくて調べる場合(いわゆるググる場合)、このように検索窓に文字を入力しますよね。
その際に、単語ひとつ入力する場合もありますし、空白を挟んで複数単語を入力することもあります。
このように検索の際に入力された文字のことをキーワードと呼びます。
自身のサイトがどのようなキーワードで検索されているのか知ることで、よりユーザーの期待に応えられる記事作りが行えるようになります(後述)。
検索キーワードの調べ方
まず、Google Search Consoleにアクセスします。
SCの開き方、設定方法などは以下の記事をご確認くださいね。
ダッシュボードから「検索トラフィック」 > 「検索アナリティクス」をクリックします。
すると、検索アナリティクスの画面が表示されます。
※詳細の数字などに関しては、規約上載せられませんのでご了承下さいませ。
まず、ざっくり確認する方法を見ていきましょう。
グラフ上部にある下のチェックボックスにすべてチェックを入れてみて下さい。
折れ線グラフが4つに増えました。
ここでは「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」の4つをグラフで確認することができます。
グラフの下には下の画像のような一覧がありますよね。
上のグラフでは「ウェブサイト全体の数字」、下の表では「検索キーワードごとの数字」を見ることができます。
まずは、ひとつずつ解説していきます。
クエリとは?
クエリとは「検索クエリ」とも呼ばれますが、要はキーワードのことです。
そこに書かれている文字が、検索の際に用いられたキーワードになります。
ひとつの単語の場合もありますし、2つ以上の組み合わせの場合もあります。
クリック数とは?
そのキーワードで実際にあなたのウェブサイトへのリンクがクリックされた回数のことを表します。
ちょっと雑に言うと「訪問者数」と思ってもOKです。
表示回数とは?
表示回数とは、キーワードで検索された際に、Googleの検索結果に表示された回数のことです。
表示回数が多いということは「よく検索されるキーワードであること」「検索結果の上位に表示されること」ということになります。
CTRとは?
CTRとは Click Through Rateの略でクリック率のことを表します。
クリック数÷表示回数で求められる数字です。
掲載順位とは?
掲載順位とは、そのキーワードで検索された結果、1ページ目の一番上を1位とした場合(広告は除く)、何番目に掲載されているかのことになります。
検索結果はパーソナライズ検索というものもあるので(個人個人の検索状況によって、検索結果を最適化するもの)一概に同じにはなりませんけど、おおよその順位は分かります。
実際の検索結果を見る場合には、クエリの右にある
このボタンを押すことで、検索結果ページを別タブで開くことができます。
ただし、先程言ったパーソナライズ検索や、検索順位自体も日々刻々と変化していますので、多少の違いはあることがあります。
どのように活用すべきか?
さて、このような数字やキーワードを見て、どのように活用すべきでしょうか?
と言っても、そんなに難しく考える必要はありません。
特にウェブサイトを作って、3ヶ月ほど(100記事程度)までは、眺めるくらいでOKでしょう。
ある程度ウェブサイト運営に慣れてきたら、これらを見て活用していくようにすればOKです。
では、どのように見るべきか? を考えてみましょう。
まず、上のクエリなどの表は「クリック数」順に並んでいるので、つい「上の方がたくさん検索されているんだね〜」と思いがちです。
それは間違いではないのですが、見るべきところは別の部分「表示回数」と「CTR」「掲載順位」の方が重要になります。
表示回数を見る
表示回数が多いということは、先程も言いましたが「よく検索されているキーワードである」ということになります。
言い換えれば「たくさんの人が検索しているキーワード」とも言えます。
SEO界隈では「ビックキーワード」などと言ったりもします。
つまり、多く検索されているということは、検索から訪れてくれる人の数も多いということになりますよね。
だから、このキーワードの記事をたくさん書けば良い……となりますが、実際には多くの人が検索しているキーワードは、多くのブログ、ウェブサイトがひしめいています。
駅前の繁華街のようなものを想像してみると分かりやすいかもしれません。
「たくさんの人がいて、お店を出すには立地が良い場所」=「競合も多い」ということですね。
逆に表示回数が少ないキーワードは、人通りの少ない裏路地のようなものです。
検索する人が少ないので、結果的に訪れる方の数も少なくなります。
ただ、そのようなキーワードは競合も少ないので、場合によってはほぼ独占状態になることもあります。
CTR、掲載順位を見る
CTR(クリック率)が高いということは、検索結果からたくさんクリックされているということになります。
CTRが高くなる場合は、掲載順位が高いという可能性があります。
普通検索する場合のことを思い出して欲しいのですが、例えば「小説の書き方を知りたいなぁ」と思って「小説 書き方」で検索した場合。
検索結果の上から順に見ていきますよね?
1サイト目を見て「あぁ、なるほど」と思えば、それ以上は検索しません。
もし「もうちょっと知りたいなぁ」と思えば、2つ目のサイトは見るかもしれません。
3つ、4つとなっていくほど、クリックされる確率は低くなっていきますよね。
だから、掲載順位が高いとCTRが高くなるわけです。
はっきりした数字はわかりませんが、体感上は掲載順位とCTRは
- 1位 40−60%
- 2位 30−40%
- 3位 20−30%
- 4位 10−20%
- 5位 5%程度
- 6位 2%程度
くらいじゃないかなぁと思います。
むろん、これはざっくりなので、一概には言えません。
掲載順位が低いのにCTRが高い場合、もしくはその逆の場合には「記事タイトル」が関連している可能性があります。
記事タイトルが魅力的なもの(思わずクリックしたくなるもの)の場合には、CTRは高くなります。
この辺りは難しいところですが、検索クエリを見て、ユーザーが「何を知りたいのか?」を考えると、タイトルを付ける際の参考になるかもしれません。
ただ、気をつけて欲しいのは「釣りタイトル」にはしないこと。
釣りタイトルとは「中身の伴っていない、タイトル詐欺」のことを言います。
たまにネットのリンクなどで「え? なにそれ!?」と思ってクリックした記事が「なーんだ」ってことありませんか?
その場合でも1クリック分のPVは増えますが、あまりそんなことばかりやっていると、サイト自体の信頼性を損なうことになります。
この辺りはテクニックを考えるよりは、真面目に考えて行った方が、後々のためになるかと思います。
ただ「記事タイトルや記事見出しには、キーワードを入れる」ということは重要ですので、その辺りは以下の記事をみてみてやって下さいね。
【関連記事】投稿本文の見出しの必要性
まとめ
上記のようなことを考えながら、記事タイトルを付け替えたり、記事内容をリライトしたりして、より「ユーザーが求めている記事にしていく」ということをしていくために、SCを使うと良いでしょう。
ひとつだけ注意点がありまして「表示回数が多いから、似たような記事をたくさん書いた」場合には、類似記事としてペナルティの対象になる可能性があることを覚えておきましょう(ペナルティとは、Google検索の結果から落とされる、もしくは大きく順位を落とされること)。
その辺りはGoogleの判断になりますから、ケースバイケースですが、キーワードを絡める場合には「少し入れ替える」「角度を変える」などの工夫が必要かと思います。
例えば「小説」というキーワードから考える場合「小説 書き方」「小説 書く方法」などではなく、「小説 書き方」「小説 文字数」などと、キーワードを分けて書くほうが良いでしょう。
まぁ、そこまで神経質にならなくても良いとは思いますが、あまり極端に同じような記事ばかりにならないように注意する、程度でOKです。
今日はこの辺で。最後までお読み頂きありがとうございます!
それでは、また。
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