「小説なんて、日本語できれば書けるんだから簡単だ」は本当か?

2018年10月29日小説LABO

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小説を完成させるのは凄いこと

まず「小説を完成させるのは凄い」ということ。

以前にも『どうして完結できない小説を書いてしまうのか? 考えてみた』という記事で小説を完結させることを考えてみました。

何作か小説を書いてみて「小説を完結させるのは、本当に難しい」ということに気づきました。

1万字程度の短編であれ10万字を超える長編であれ、小説を完結に導く力というのは特殊なものです。

今まで小説を書いたことなどない人でも、書き始めることはできるかもしれません。

でも規定の文字数に収めたり、何十万字と連載してきた小説を終わらせるということはできないでしょう。

完結出来ない理由は以前の記事でも書きましたが「モチベーションや思いつきで書き始めてしまう」「終わらせるのが怖くなる」など色々あるとは思います。

小説を書いている方なら皆そうだと思いますが「俺達の戦いはこれからだ!」的な終わらせ方はしなくないはずです(私はしたことがありますが)。

小説の終わりというのは、今まで書き進めてきたものの最終地点です。

伏線も回収しなければなりませんし、読者が気になっていた箇所は結論を出さないといけません(直接的にでなくても)。

そう言う意味で、小説は完結がもっとも困難であろうと私は思います。

次が書き出しかな?

ですから、小説を完成させるということは本当に凄いことなんです。

誰にでもできることではありません。

小説を書くことを続けることは凄いこと

また小説を書き続けていくことも凄いことです。

連載小説にしても、長・中・短編にしても小説を何作も書き続けていくことは、とても大変です。

「誰でも1冊の本は書ける。自分のことを書けばいい」という言葉がありますが、確かに自伝であれば書けるかもしれません(それでも難しいとは思いますが)。

それを何作も書き続けるというのは、とても凄いことです。

多くの小説は自分の人生で得たもの(経験や知識)をベースに創られていきますが、それだけでは複数の小説を書くことはできません。

それらをベースに「想像」して書くことで小説は創られていきます。

その想像力の豊かさは、誰にでもあるものではないでしょう。

また長期間書き続けるというのも才能であると言えるでしょう。

人生には「ちょっと興味を持って始める」ということが度々あります。

「なんか分からないけどギターを弾きたくなった」「どうしてだかキャンプがしたくなった」ということもあるかと思われます。

肝心なところは「それを続けられるのか?」という部分です。

もちろん学業であったり仕事であったりプライベートでも、忙しい時期というのはあるもので一時中断というのはしょうがないと思いますが、そうではない場合に書き続けていけるというのはひとつの立派な才能です。

ひとつの作品を長期連載でもいいでしょうし、短編を複数でもいいでしょう。

いずれにしても書き続けていることは凄いことだと私は思います。

誰にでもできることではありません。

書いた小説を読んで貰えるのも凄いこと

書いた小説を投稿サイトに投稿したり、公募に送ったり、ブログなどに掲示したり。

それらを通じて他の人に小説を読んでもらえた方は、やはり凄いと思います。

確かに……確かに「PVが少ない!」と嘆くことはあるでしょう(笑)。

それでも、書いた小説を誰かに読んでもらえたというのは凄いことだと私は思います。

これは時代もあるのですが、私が小さい頃はインターネットなどなかったので今ほど簡単に書いた小説を読んでもらえる機会はありませんでした。

しょうがないので周りの人に(無理やり)読ませたりしたのですけれど、今では簡単に投稿して簡単に読む方法がいくらでもあります。

それらは決して「読んで!」と無理強いしたわけでもなく、自発的に読まれたものです。

これって考えようによっては凄いことなんですよ。

もちろん何万、何十万PVもあればもっと凄いとは思いますが、5PV10PVでもいいじゃないですか。

読んでもらえるというのは「人が自分の可処分時間を、あなたの小説に費やしてくれた」ということです。

少なくともその10分か20分は、他のコンテンツではなくあなたのコンテンツに時間を割いてくれたということです。

仕事をしているとですね。

もの凄く苦労して、もの凄く頑張って作った資料にロクに目を通してもらえないということがザラにあったりします。

もしくは自分の施策がものの見事に大コケしたり、パワポをこねくり回して作ったPOPが見向きもされないなんてことも多いわけです。

お金をもらっている仕事ですらそんなものです。

人の目に留まるというのは、それほど難しいことだと思います。

誰にでもできることではありません。

まとめ

やや強引な論理になってしまったかもしれません。

一番言いたいのは「小説を書いている人ほど、小説を書くことなんて簡単なことなんだ。誰にでもできることなんだ」と自分を卑下していることを否定したかったのです。

確かに漫画に比べれば一見簡単なようにも思えます。

でも「剣道なんて木の棒を振り回しているだけ」「サッカーなんてボールを蹴っているだけ」と言えるでしょうか?

そんなわけはありません。

小説だって「キーボードを打っているだけ」なわけがありません。

誰にでもできるというのは「キーボードを叩いて(今風で言えば、スマホの画面をタップして)文字を打つこと」であって、小説を創り上げ完成させ書き続け誰かに読んでもらうということではありません。

もっと誇って良いはずです。

もっと自信を持って良いはずです。

今回の記事は「小説を書くことに自信がなくなりかけてしまった」方々に、そしていつもどおり私自身に向けたものです(笑)。

悩んだり困ったり、辛かったり辞めたかったり、投げ出したくなることもあるでしょう。

でも「小説を書く」ということは、誰にでもできることではありません。

諦めないことが一番大切なことだと、私は思います。

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Posted by しろもじ