最近のラブコメの話|『きみとぼくのダンジョン再建記』第80話投稿のお知らせ

2019年6月30日小説投稿記カクヨム

こんばんは、しろもじです。

『きみとぼくのダンジョン再建記』第80話「忘れないでね!!」をカクヨムに投稿しました。

前回の投稿記で「過去編は次回の途中まで」と書いたのにも関わらず、結局80話まるまる過去編を書いてしまいました……。

しかもそれでも収まらないという。

やっぱりこういう叙述形式って面白いんですよねぇ。

って言うか、書く予定になかったことまで出てきたりして「おい、これ以上風呂敷を広げるんじゃない」と手綱を引きっぱなしのような状態になっています(笑)。

一応、今度こそ次話には終わる予定です。

その後はラストまで一気に展開していく……いければなぁ。100話までには終わると書いたので、そこは守りたいところです。

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ラブコメを研究してみて思ったこと

TEXT FIELDで現在連載中の「過程を公開しながら小説を書く」シリーズですが、ここで書こうとしている小説のジャンルは「ラブコメ」です。

第3回で書いたように「キャラクタのサブストーリーをいくつか書いてみる」というのをやろうとしています(なかなか進まないので、少し時間がかかりそうですが)。

で、いくつか頭の中では考えてみたりしたのですが、よくよく考えてみると「お前、ラブコメそんなに詳しくなくない?」という、そもそも論にたどり着きました。

嫌いなジャンルではないですし、アニメを中心にいくつか作品を観たりはしているのですけど、かと言って「得意ジャンルです!」と胸を張れるほどでもありません(「胸を張れるジャンルがあるのか?」という問いは、とりあえず置いておいて)。

そこでいくつかラブコメと思われる小説やアニメなどをざざっと観てみたんですけど、ふと思ったのが「ラブコメって結構重くない?」ということでした。

重いと言っても「本当にずーんとくる重さ」のものから「そこまで重くはないけれど、軽いというわけでもない」というものまで。

ちょっと何言っているか分からないかもしれませんが、要は「主人公たちが人生とか生き方とか人との関係とか、いろいろ考えて悩んでいるものが多い」ということです。

もちろん、こういう作品は最近に限ったことではなくずっと昔からあったかとは思いますけど、最近は特に多い気がします。

少し前の(30年くらい前とか)ラブコメって結構いい加減で、キャラクタが悩んだり困ったりしてもその部分があっさり描かれていた気がするんですよね。

私が観た最近のラブコメの傾向って「え、それってそんなに大問題?」ということを、凄い大げさに書いているような気がしたんです。

もちろんエンターテイメントですから、キャラクタたちが悩んだり気まずくなったりするのを描くこと、それ自体が悪いと言っているわけではありません。

ただ、人との関係なんかを見てると結構色々キャラクタが考えたり手を回したりと、とても複雑なんですよね。

自分の若い頃を振り返ると、確かに友人関係とか恋愛とかで悩んだりしたことはありましたが、そこまで深く考えていたかと言われると、そうでもなかったような。

だからこそ、その時代のラブコメは分かりやすかった、と言えるのかもしれません。

そう考えると、今の若い方は結構複雑に考えて、深く悩んでいるということなのでしょうか?

「お前らの時代の人間が馬鹿だったからだよ」と言われると、確かにそうなのかもしれませんが……。

ふと思ったのが「自分を含めた人間の重さ」が時代により変わってきているのかな、ということです。

誤解を恐れず言いますが、昔は自分も他人もそれほど大切なものではありませんでした。

人命が軽んじられていた、というわけではありませんよ。そんなに前ではありません。

殺人なんかの取扱の重さは今でも昔でも変わっていないとは思いますが、例えば体罰とかブラック企業とか今話題になっていることを考えてみると、昔の方が個人の重さは軽んじられていたように思われます。

で、ここは誤解してほしくないのですが「昔の方が良かった」と言ってるわけではありません。

当然今の方が良いに決まっています。

話を戻すと、そういう「自分や他人を大切にする風潮」というのが「自分や他人の内面を深く描く」という作風に反映されているのかなぁ……と。

もしくはそういう作品が好まれるようなった背景には、そういうのがあるのかなぁということですね。

なのでラブコメもメインのキャラクタたちの性格は「竹を割ったような性格」よりも「色々考えて苦悩して苦しんでいる性格」の方が好まれるのかな?

今の所分かったような分からないような、そんな曖昧な感じですが、最終的に理解できないのであればそれが老化というものかもしれません……。

まぁ、そんなことをグダグダやっている暇があったらとっとと書けよ、という話に落ち着くわけですが(笑)。