ブログを365日書き続けることの意味

2018年4月23日小説家のためのブログ運営SEO,WordPress

こんばんは、しろもじです。

ブログを作って色々勉強していくと、必ず「ブログは毎日更新した方が良い」という言葉に当たります。

様々な意見はあると思いますが、私もこの「毎日更新」には賛成です。

逆に「毎日更新しない方が良い」というわけはないはずです。

強いて言えば「毎日更新しなくても良い」というくらいでしょうか?

ブログを書き始めた人を、幾人か見てきましたが、一番多いのが「3ヶ月以内に止めてしまう人」です。

これにはいくつかの理由があり、また「毎日更新した方が良い理由」もいくつかあります。

今日はそれについてお話したいと思います。

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人は楽をしたがる生き物

かく言う私も、以前ブログでネット上に「日記」を書いていたことがありました。

そして同じように、いつの間にか更新しなくなりました。

理由は簡単で、始めた頃は「やりたいこと」であったのに、いつの間にか「やらなければいけないこと」になっていたんですよね。

 

人間って言うのは「楽をしたい生き物」です。

楽をする、ということを考える時に「苦労」と「余計なこと」というものがあると思います。

苦労とは「その先にある成果を求めるために、今やるべきこと」という場合があって、スポーツ選手なら「試合で勝つための練習」、学生の皆さんなら「良い会社に就職するための勉強」とかですよね。

一方「余計なこと」は「しなくても良いことをやること」であり、これはもう動機もモチベーションもあったものじゃありません。

そして、そのどちらも人間は「しないで良いのならば、しない方が良い」と思うものです。

 

ブログを毎日書くということの目的がしっかりしていなくって「なんとなく楽しそうだ」とか「ちょっとやってみるか」で始めてしまうと、数ヶ月で頓挫するのはこのためです。

ちょっとだけ自分のことをお話しますと、プライベートでやっていたブログは「余計なこと」に成り下がってしまい続けることができませんでした。

仕事で書いていたブログは「苦労」だったため、ある程度の成果が出て、その後の必要性を感じなくなった時、更新しなくなってしまいました。

プライベートブログは、たいしてPVも増えず、なし崩し的に閉鎖しました。

仕事ブログの方は、一応お仕事ということもあって、約3年間、計1200記事をほぼ毎日書きました。

でも、結局「苦労」には違いなかったので、やっぱり止まっちゃいましたけどね。

 

中には「ブログが大好きで、朝から晩までブログのことばかり考えている人」や「とにかく自分がやると決めたことだからやるというストイックな人」もいますが、私も含めてほとんどの人は、動機付けが間違っていて、その結果頓挫してしまうことになります。

書き続けるための考え方

では、どうしたら続けることができるのか?

難しいですよね。

PVを目的にしない

ブログの(投稿系の小説なども)PVって気になりますよね。

たくさん読まれていると嬉しくなりますし、全然読まれないと凹みます。

でも、PVなどはあくまでもやったことへの反応です。

反応を目的にしてしまうと、それが得られない時に「止めよう」ということになってしまいます。

 

モチベーションとして、そういうことを意識するのは間違っているとは言い切れませんが、それだけを目標にしてしまうのは明らかに間違いです。

反応はあくまでも反応です。

「君の小説、つまらないね」「そのブログ、読む価値がないよ」と言われたって、それがどうしたというのでしょう?

反応に自分がコントロールされることがあってはいけないと思いませんか?

目的は自分の中にあります。

当ブログで言えば「小説を書く人を応援したい」ということです。

それが、自分の中でできていれば、それでいいんです。

 

好きなことを書く

まず第一に「ブログは自分が一番好きで好きでしょうがないことを書く」こと。

ブログが止まってしまう一番の原因が「何を書いて良いのか分からなくなる」というものだと思います。

ネタがない。ネタを探すのは大変だ。ま、1日くらいいっか。

そうやって更新が止まります(笑)。

 

でも好きで好きでしょうがないことをテーマにしていれば、そういうことは起こりにくくなります。

ただ、それでも半年、1年続けていくと「深刻なネタ不足」に陥ることもあります。

そのためには「ある程度複数のテーマを持っておくこと」も必要ですね。

「雑記ブログ」なら、テーマを絞る必要がないのですが「趣味ブログ」などの場合(当ブログなど)は、分野によってはネタ切れを起こす可能性があります。

ブログの分類については、以前に記事化していますので、良かったら読んで下さいね。

メインテーマにある程度関連性があった方が良いのですが、ターゲット層が好きそうな話題ならそれでも良いかもしれません。

書くことを習慣にする

上で「人間は楽をしたがる生き物だ」と書きました。

それを逆に考えると「習慣化してしまう」ことが大切なことに気づきます。

ある程度習慣化すると、生活の中で「あ、これはブログに書けるな」というものが自然と見つかってきます。

もしくはネタを探す場合には「ネットの情報元のブックマークをフォルダにまとめる」「それを巡回し探す」などの習慣もあって良いですね。

基本的にブログ記事は「ネタを探す」「内容を考える」「書く」という行程が必要になってきます。

ネタを探すことを習慣化すれば、書ける可能性は高くなりますし「絶対に毎日書く」ということを習慣化すれば、必死でネタを探すようになります。

 

ネタを探すことが苦痛になってしまうこともあるかもしれません。

でも、それを続けていく内に、いつの間にか楽しくなってくるものです。

即興小説に近いものがあるかもしれませんね。

でも、そういうやり方だと、クオリティの低いページばかりになるんじゃないか?

そういう疑問も湧くかもしれません。私も思ったことがあります。

でも、幸いなことにブログ記事は「リライト(書き直し)」することができます。

一旦書いておいて、追記という形で書き足したり、一部を書き直したりすることが可能ですよね。

 

だから、まずは書いてみる。

後日、読み直してみて、直せる部分があれば直す。

そのくらいで良いと思います。

ネタが尽きることで気づくこと

ブログを毎日更新した方が良い理由として、よく言われているのが「SEO的に有利だから」というものです。

SEOなどについては以下の記事を参考にしてみて下さい。

実際にはSEOというよりは、検索流入(Googleで検索して訪れてくれる)ですね。

それはある意味間違ってはいません。

例えば100記事のブログと1000記事のブログがあったとして、100記事のブログは1記事あたり10PVあり、1000記事のブログは1記事あたり1PVだったとします。

ブログ全体のPVは、どちらも同じですね。

というわけで、記事が多ければ多いほど、PVは増えるというわけで、PVが増えればGoogleのインデックス化において有利となります。

 

ただ、個人的にはそれだけではないと思っています。

上にも書いたように、毎日更新しようと思うと数ヶ月は楽勝でも、半年、1年経つととても大変なことになってきます。

何を書けば良いのか? 書くことがない。

つまり「ネタ切れ」を起こしてしまいます。

 

そのネタ切れを起こした時に「自分は本当にそれが好きなのか?」ということを、問うことになります。

本当に好きで、いつもそのことを考えていたはず。

なのに、ネタが出てこない。

本当に好きだったのか?

 

そこまで深刻に考えなくても、フッとそう思ってしまうんですよね。

で、結局「好きなのは間違いない」ということにも気づきます。

そして「手を広げる」ことを考えるようになるでしょう。

 

僭越ながら、再び私のことを例に挙げますが、私は小説が好きでした。

小説を書こうと思って「小説家になろう」「カクヨム」などに投稿しようと思いました。

それをブログにも書いていこうと思いました。

でも「自分が小説を書いていること」だけでは、記事はたくさん書けません。

設立当初の記事を見てもらえれば分かるのですが、かなり迷っている様子が伺えます(笑)。

決まったと言いながら、実は決まっていません。

 

その後、試行錯誤しながら「小説を書く人を応援すること」が、もっともしっくりくるんじゃないか、ということにたどり着きました。

これは記事にしてないと思うのですが「小説家のためのブログ運営」や「小説講座」のカテゴリを作ったあたりのことだったと思います。

自分も書く。でも、書いている人の役に立ちたい」ということですね。

もしかしたらご存知の方もいるかもしれませんが、当ブログのテーマ(TEXT FIELDの下に書いてる)は、いつの間にか「小説を書く人を応援するサイト」になっています。

 

自分で小説を書くことをコンテンツにする」ことから「小説を書く人のためのことをコンテンツにする」ことにした時点で、裾野が広がったというか、書けることが無限にあることに気づいたんですよ。

その過程で、上のようなカテゴリを作ったり、「小説を応募できるコンテスト・公募一覧」というページを作ったりしていますが、これらは完全に「小説を書く人のため」に作られたものです。

そして、まだまだ「やりたいけれど、できていない」ということはたくさん残っています。

 

まぁ、そういう具合に「毎日書く」「でも、ネタが尽きてきた……」「それでもなんとか考えて書く」という繰り返しの中で、副産物的にできてくることってあるんですよ。

小説を書いたことがある人なら分かると思うんですけど「絶対無理でしょ、というエンディングを決めておくと、無理やりにでもそれを解決するアイディアが浮かんでくる」ということがありますよね(出来の良し悪しは別として)。

それに似たようなことですね。

まとめ

実際、本記事も「事前に練りに練って考えたもの」ではなく「どうしようかなぁ。今日何書こうかなぁ」と1日考えて考えて、ひねり出したものだったりします。

 

まぁ「毎日書く」というのは、あくまでも抽象的な言い方で、もちろん「絶対サボっちゃ駄目」とか「書き置きしてちゃ駄目」とか言うわけではありません。

旅行に行くときは、事前に書き溜めて予約しておいても良いですし、病気などで入院しちゃったとかの場合ならば、後日それを埋めるだけ書けば良いだけです。

要はそういう考え方を持つのかどうかということですね。

「ま、1日くらいいっか」と思うか「どうしても書けない。だから代わりにこうする」と思うかです。

 

もし「そこまでしなくてもいいんじゃない?」と思われるのならば、それでも良いと思うんです。

でも「毎日書くと決意したのに、どうしても続かない」のであれば、一度無茶振りしてでも、やり続けるということも大切かなぁと思います。

 

今日も最後までお読みいただいきまして、ありがとうございます!

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